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フレデリック・ショパンのスケルツォ第4番 ホ長調 作品54は、ピアノのための4曲のスケルツォのうちの最後の1曲である。1842年に作曲、翌年出版された。 第1番ロ短調、第2番変ロ短調、第3番嬰ハ短調に比べると晴れ晴れとした喜びにあふれており、憤怒・皮肉・絶望といった感情は影を潜め洗練されている。 構成は非常に自由なロンド・ソナタ形式(ソナタ形式に近い大三部形式とも、あるいは大規模なロンド形式ともとれる)。「プレスト」の発想記号が指定された、967小節に及ぶ大作である。 主題はH-C-G-C-Hの5音で現れ、4分の3拍子で全音符を使った優雅なもの。何回も使い回しされるが変奏修飾されることはなく穏やかに繰り返される。途中で変イ長調と変ホ長調に転調するが一時的であり、激しい展開部もなく最後にオクターブのユニゾンで音階が奏でられ終結する。 特定の形式に収まらず自由に即興的に構成されている点、また冒頭の主題が全曲を通して重要な役割を演じている点が、シューベルトの未完成交響曲に類似している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スケルツォ第4番 (ショパン)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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